代表挨拶
第3回がんCRC学会 代表挨拶
2021年より開催しております本会も、第3回を迎えました。CODIV-19 禍においても社会経
済活動の維持と様々な活動が許容される状況となりましたが、がん臨床試験に関わる多くの皆
様の様々な状況を考慮し、WEB開催と致します。
がん臨床試験にフォーカスし、がん臨床試験に携わる皆様のため、がん特有な臨床試験に必要
な知識の向上、進化が続くがん治療に求められる臨床試験専門職としての役割向上、次世代
CRCの育成やスキルアップなどに重きをおいた活動を続けております。
新たな取り組みとして、過去2回開催した際の会員向けアンケートより、自薦プログラム委員
11名を選出し、当学会会員からの『もっと学びたい』『ここを改めて知りたい』という様々な
声と思いに呼応した内容を熟慮いたしました。がん臨床試験に初めて関わる方から、こんな
時どうしているのという疑問、明日からの業務に役立つヒント、などに視点を置き学び多
き充実した1日となるプログラムと致しました。
がん臨床試験という広く深い大海原において、一人ひとりの活動は小さな波であっても、関
わる方々が手をつなぎ、学びや対話、知識の共有を紡ぎ、繋げていくこと、は大きな波となっ
ていくでしょう。そしてこれらの活動を継続することが、更なる臨床試験の発展と、次世代へ
、そして未来へ広がっていくことを目指したがんCRC学会であります。本学会ではそんな思い
や考えを紡ぐ繋ぐ学会にしたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
国立がん研究センター東病院 木村 雪絵