本学会の目指すもの

 ドラッグ・ラグ、デバイス・ラグを少しでもなくすために、がん領域の臨床試験をスムーズに進めるために1つのハードルとなっているのが、がん領域特有の評価や知識が必要なことです。経験が長いCRCでもがん領域の特殊性は、アセスメントに戸惑うことが多いのが現状です。​

 本学会では、がんの臨床試験にフォーカスし、進化し続けるがん治療や臨床試験に対してCRCに求められる役割や知識等について幅広く討議すること、次世代のCRC育成、スキルアップなどに重点をおいて活動するとともに、海外のCRCや患者会との情報共有・交流を図ることを目的としております。医師に限らず臨床試験専門職であるCRCなどのコメディカルから、がん臨床試験において必要な考え方や知識を習得する機会を定期的に提供したいと考えております。 

 OCEAN2.png 最後に、  本研究会名:OCEAN: The Association of  Oncology Clinical  Research Coordinators Japan  は臨床試験を取り巻く環境を海に見立て、広く(a very large area of sea)深い(deep areas of the sea)大海原【OCEAN(知識・経験・スキル)】を一人一人が目指すこと、海外のCRCと情報交換などの交流を持ちおよび海を渡って海外でも活躍できるCRCを目指すといった希望を込めて名付けました。医師、看護師や薬剤師に比べ非常に認知度が低いCRCの現状は、学べる機会等が非常に限られていることからそのアンメットニーズを埋めるべく、この研究会がより良い存在へ成長できるようにしていきたいと思います。 

 皆様のご支援をよろしくお願いいたします。    

2021年3月

がんCRC学会 一同(2022/1学会になりました) 

  

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国立がん研究センター東病院スタッフ
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国立がん研究センター中央病院スタッフCaption